2017年10月28日土曜日

いじめがなかったとは言えない・・・と委員長は言った。


調査部会の坂田委員長は9月13日に遺族へ報告書を見せたときに開口一番『我々の調査では限界があった、調査し尽くしたとは言えないので、いじめがなかったとは言えない。』と口頭で説明している。それを報告書に書けばよかったのに、口頭では責任がないということなのか??
調査部会自身、調査能力や独自の判断の限界について報告書に書いている通り、知事による再調査が必要である。

報告書には、(いじめの判断1)と(いじめの判断2)と相反する判断が書いてあり【今後の議論の判断に示す】とあるように、調査部会自ら再調査が必要だと言っているようなものだ。
(いじめの判断2)には【加害者の意図も考慮すべき】とあるのには、ほんとうに呆れてしまう。

東京都教育委員会の調査部会の調査は独自の判断解釈をしている。調査は不十分で、いじめの判断も間違っている。文科省のいじめの定義に判断が合ってないし、文科省のガイドラインに沿って調査をされていない。

高校入学から死までの一連の流れを見て調査していない。
遺族がいじめと指摘した15箇所以上をバラバラにして、枝葉の5個だけを見て、これはいじめかどうかと議論していること自体おかしい。

調査部会の親委員会である【東京都教育委員会いじめ問題対策委員会】から意見修正が入り、遺族に報告書を見せる前に8月17日~9月13日までに8回も集まって報告書を書き直している。親委員会はつまり東京都教育委員会なのだから、いじめを認めると責任を取ることになるから、いじめを認める報告書にしたくなかったのだ。

そもそも、いじめが無かったと言うゴールが決められていて調査がされていたようだ。

ほかの自治体では、遺族に事前に報告書を見せて事実確認をするのに、調査部会はそれをしなかった。事実と異なること(嘘・でっち上げ)が書かれていて、事実が書かれていなかった。

報告書には『遺族の主張は信用性に疑問がある』とくり返し書かれている。ほかにも遺族への批判非難を公の報告書に書いている。調査部会は正しいか正しくないかは別にして、世の中にそのまま報告書を出せる。遺族に比べて圧倒的に権力がある。権力を持つ者が、力のない弱い立場の遺族を公の報告書を使って批判非難している。公の報告書で遺族を一方的に批判非難し、学校と教育委員会を批判非難していない。東京都教育委員会は膨大な時間とお金を使い、公の報告書で遺族を一方的に批判非難して、そもそもいじめなんてないという、学校と教育委員会を批判非難しないような報告書を作った。

このような調査部会の報告書を2年近くも待っていた遺族は本当に馬鹿だろう。遺族もただ待っていたわけではないが・・・32回も要望書を作成して提出したり、毎回会議の後の数分間の形式的な調査部会からの報告を聞くために毎回都庁へ通っていた。調査委員会の立ち上げ前からを含めると、この2年近く都の教育委員会へはおそらく100~150回は通っている。

昨年8月29日に教育委員会担当者小寺氏(9月26日27日に報道された)が資料の束を机に叩きつけて遺族を怒鳴り恫喝した。その際に遺族はもう調査委員会はやめてくれと言ったら『一度立ち上がった調査委員会は止めることはできない、例え遺族が死んでもやめられない』と言ったのだから・・・。

報告書が出た後も調査した書類資料(黒塗り書類を含む)の開示を求めているが、教育委員会は開示していない。

10月5日にも遺族が教育委員会に交渉に行っているにも関わらず、報告書には本人と遺族のプライバシーが書いてあるのに、遺族の同意も取らないで勝手に高校の保護者へ報告書の閲覧を始めた。

東京都教育委員会は相変わらず横暴で非人道的である。



 

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